東京地区経和会では、7月2日(土)、納涼交流会を3年ぶりに開催しました。学士会館での参加者数を絞ってウェブ配信を併用するなど、感染防止策をとりながらですが、懇親会を伴う形で再開できたことは、嬉しいことでした。
当日は、昭和36年卒業生から令和4年卒業生(新社会人)さらには在校生まで、幅広い年齢層から68名の参加となりました(会場46名、ウェブ22名)。特に新社会人の会場参加者が8名と約2割を占めたことは過去になく、今後の若手の参加への期待を膨らませるものでした。
三野耕司会長(昭和54年卒)の開会挨拶に続く講演会では、NTTデータ代表取締役社長の本間洋氏(昭和55年卒)より、「変わらぬ信念、変える勇気で社会全体のデジタル化を推進」というテーマでお話を伺いました。
NTTデータの国際的な事業戦略に加えて、社会全体のデジタル化には業界をまたがる人材が必要であること、企業の中では「DX専門人材」に加えてITの仕組みをある程度理解した「デジタル実践人材」が必要とされることなど、注目分野の最新動向について解説いただきました。また、生まれ故郷の山形県酒田市のチーフ・デジタル・オフィサーに就任され、地域の課題解決に取り組んでいることも参加者の関心を引きました。質疑にも丁寧に応じていただき、充実した学びの時間となりました。
続く懇親会は、感染予防のため、いつもの立食ではなく、座席指定でお弁当を食べる形での実施となりました。
卒業50周年(昭和47年卒)、10周年(平成24年卒)の出席者によるスピーチのほか、仙台市役所勤務の杉田剛氏(平成6年卒)からは、仙台の最近の様子や担当している産業政策について報告がありました。また、懇親会にも参加された新社会人6名には、それぞれの近況報告の後、本間氏との記念撮影もありました。招待された在校生2名からは、ゼミ協活動への寄付の呼びかけがあり、応援の善意が寄せられていました。
桜井雄二副会長(昭和53年卒)による中締めまで、和やかな時間が流れる中、皆、同窓生同士のリアルな交流を楽しんでいる様子でした。
追記:今回、仙台から在校生が6名と、これまでになく多数がオンラインで参加してくれました。活躍されている同窓生の講演から得るものあったのなら幸いです。
これからも、在校生、若手、そして今回参加が少なかった女性の参加を促し、同窓の輪を広げ、互いに良い刺激が得られるよう、役員一同、取り組んで参ります。
竹澤秀樹(昭和61年卒)記