令和5年度ホームカミングデーが開催されました

去る9月30日(土)東北大学川内北キャンパス文系総合講義棟において東北大学経済学部第16回ホームカミングデーされました。

本年は記録的な猛暑及び残暑でありましたが、当日は曇天で気温もあまり上がらない過ごしやすい天候の下、125名の会員が集まりました(うちオンライン17名)。

記念講演会の部

司会:東北大学経済学研究科金熙珍准教授

最初に小田中直樹経和会会長から歓迎の挨拶がありました。今年度はコロナ前と同様に開催することができたことについて報告があり、多くの会員が会場に集まっていただけたことにより、経和会の絆を再度実感することができた旨述べられました。


(挨拶する小田中研究科長・経和会会長)

その後、慶應義塾大学経済学部教授、大沼あゆみ氏(昭和58年卒)から「これからの経済社会において自然を活用することはいかに重要か~防災・減災の経済学」と題してご講演いただきました。


(講演する大沼あゆみ氏

講演では、大沼氏が環境経済学への道に進まれた経緯についてのお話から始まり、グリーンインフラの実例を踏まえた上で、メリットとデメリットについて説明いただき、日本における人口減少や財政面といった状況を考慮して、持続可能な防災対策としてグリーンインフラを拡大すべきことを説かれました。

具体的事例によって聞き手のイメージが容易となる解りやすいご講演でした。会場からはご講演いただいた大沼氏に盛大な拍手が贈られました。


最後に、佐々木伯朗経済学副研究科長から閉会の挨拶があり、記念講演会が終了しました。


(閉会挨拶・佐々木副研究科長)

交流会の部

司会:酒井紀章氏(平成5年卒)

記念講演会の後、会場を移して交流会が開催されました(川内北キャンパス杜のダイニング、参加者95名)。


まず、小田中直樹経和会会長から挨拶があり、東北大学が国際卓越研究大学の候補に選定されたことに触れられ、同窓生つまり経和会の力が必要であるとのお話がありました。


(交流会開会挨拶・小田中経和会会長)

次に、沼倉和彦仙台地区経和会会長から、4年ぶりとなるコロナ前と同様の交流会が開催できたことについてお話があった後、乾杯のご発声をいただき交流会がスタートしました。


(歓迎挨拶&乾杯 沼倉仙台地区会長)

また、恩師である佃良彦名誉教授、大滝精一氏からもご挨拶をいたただきました。佃名誉教授からは、経済学部が片平キャンパスにあった頃のお話や、経済学部卒業生は約2万人に及んでいること、そして全学部の同窓会の中で経和会が最も盛んな活動をしていることについてお話をいただきました。


(恩師ご挨拶 佃名誉教授)

(恩師ご挨拶 大滝名誉教授)

大滝氏からは現在副学長を務められている大学院大学至善館に経和会の会員が入学していることについてご紹介がありました。


交流会の中では、卒業記念年次の会員の皆様から在学時の思い出や卒業してからの経験などについてのスピーチがありました。なお、今年度の卒業記念年次スピーチは、昭和43年卒(卒業55周年)、昭和48年卒(50周年)、昭和53年卒(45周年)、昭和58年卒(40周年)、平成5年卒(30周年)、平成15年卒(20周年)でした。


(交流会の様子

(昭和43年卒同期の皆様)

昭和48年卒の同期の皆様

(昭和53年卒の同期の皆様

(昭和58年卒の同期の皆様

(平成5年卒の同期の皆様

(平成15年卒の同期の皆様

(学生ゼミ協代表の挨拶

そして、今年度は、全員で肩を組むことは避けたものの、元応援団の相沢利之氏(昭和63年卒)の音頭で学生歌を歌うことができました。



参加者全員で声を合わせ、会場が一つになり改めて経和会の絆を感じました。


(閉会挨拶 小林仙台地区副会長


仙台地区経和会副会長の小林英文氏(昭和56年卒)による中締めの挨拶があり、経和会の強みである結束力でさらなる飛躍をしていこうとのお話がありました。

最後に、荒井英二経和会事務局長(昭52年卒)による恒例の「伊達の一本締め」が参加者全員一丸で行われ、盛会のうちに閉会となりました。

(文章 佐藤 大二郎氏 平成12年卒 馬渡ゼミ)

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