東京地区経和会 第39回交流セミナーが開催されました(令和6年2月17日(土))

 当日の会場には、私を含めた各年代の女性だけでなく、他学部の若手や東京外からの参加もあり、昭和から令和と幅広い年代のメンバーが集結していました。ダイバーシティが叫ばれる昨今において、年齢や性別、居住地を超えて「東北大学」という共通項のもと集まり、共に学び、楽しく交流ができる場は非常に貴重だと感じます。

 会合は、東京地区経和会会長三野耕司さん(昭和54年卒)による開会の挨拶で幕を開けました。講演会の講師には、障害者の就労サポートに取り組む株式会社チャレンジドジャパン代表取締役、白石圭太郎さん(平成18年卒)をお招きし、「障害者が働きやすい会社は、誰もが働きやすい会社」をテーマに挑戦の数々をご教授いただきました。

講師の白石 圭太郎氏
  「親の介護は家族、親族など個人が請け負うべきものなのか?個人にフォーカスされてしまって、システムにフォーカスがあたってないのではないか?」

 この命題は人口減少、少子高齢化が避けられない日本社会において、多くの方々が直面するものと思われます。無論、我々も例外ではなく、自身や日本社会全体の将来を真剣に考えながらの講義、およそ一時間はあっという間に過ぎていきました。

全ての方が役割を持ち、全ての人が働ける社会を意味する「適材適所のマッチング」や、そもそもダイバーシティは目指すべきものというより当たり前としてそこにあるもの、という考え方も印象的でした。

 今後東京経和会でも、年齢や性別、居住地を超えてあらゆる方々が集まること ― ダイバーシティ ― がさらに当たり前になっていくことを祈ります。

聴講する参加者の皆様
 今回、会場で45名、オンラインで19名の合計64名の参加がありました。会場には鴨池治、大滝精一両名誉教授も参加され、恩師との嬉しい再会を果たされる方も多くみられました。今回の講師である白石氏も鴨池ゼミだったそうで、先生を前にして話すことに恐縮していらっしゃいました。

参加者全員での集合写真
 続く懇親会は、サピアタワー3階イタリアンレストランに場所を移し、鴨池治名誉教授による乾杯のご発声でスタート。レストラン会場が狭く感じられるほど参加者が多く、積極的に移動しながら話に花を咲かせました。最後は細谷 敬弘先輩(平成7年卒)による山形発祥の花笠締めで、会はつつがなく終了しました。

 次回は、7月20日(土)に納涼交流会が予定されています。渡邉光一郎氏(第一生命保険 特別顧問、昭和51年卒)を講師にお迎えして学士会館で開催されます。今回参加された皆様との再会だけでなく、久しぶりの方や新規のご参加もお待ちしております。

(平成28年卒 深松 栞)

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